第52回日本消化器がん検診学会九州地方会 第52回日本消化器がん検診学会九州地方会

会長挨拶

第52回日本消化器がん検診学会九州地方会
会長 平賀 聖久

この度、栄えある第52回日本消化器がん検診学会九州地方会々長を拝命いたしました、佐田病院放射線科の平賀聖久と申します。平成2年に九州大学医学部放射線科へ入局し、平成11年に第38回日本消化器集団検診学会総会のポスターシンポジウム(「遡及的検討が可能であった進行大腸癌7例」)でデビューし、ひたすら消化管診断学を研鑽してまいりました。

日本消化器がん検診学会は、“正しい消化器がん検診をすべての人に”を旗印に、胃・大腸・肝胆膵に関する検診方法の啓発に努め、以って国民の健康に寄与せんと活動しております。九州・沖縄地区から成る九州支部におきましても、消化器がん検診に携わる医師・放射線技師・臨床検査技師・保健師が一堂に会し、最新の知識を習得し相互の連携を図る学術集会として、昭和46年より九州地方会(年一回)を開催しております。福岡での開催は、平川克哉先生(福岡赤十字病院 消化器内科)が会長をお務めになられた、第48回(平成30年)以来になります。

会期は令和5年7月29日(土)、会場はエルガーラホールといたしました。折しも会場周辺では、“天神ビックバン”なる再開発促進事業が進められています。10年間に30棟の老朽化したビルを建て替えるプロジェクトで、ザ・リッツ・カールトン福岡が令和4年12月に完成し、‘福ビル’&‘コア’&‘ビブレ’で親しまれた跡地は、令和7年春に新福岡ビル(仮称)へ様変わりします。

福岡市・天神と同じく、消化器がん検診におきましても、“検診ビックバン”なる再開発(?)が進みました。胃がんに対する内視鏡検診の普及やリスク層別化検査の導入、大腸がん精密検査に於ける大腸CT検査の提唱、肝胆膵がんに対する腹部超音波検診判定マニュアルの改訂など、三つのビルすべてが装いを新たにしました。COVID-19 pandemicは我々に計り知れないインパクトを与えましたが、がん検診の意義を再認識するとともに、COVID-19 pandemicにも順応したビルの運用を再開すべき、恰好のタイミングと思われます。

令和5年3月には、博多駅⇔櫛田神社前駅⇔天神南駅(七隈線)が開通します。会場は天神南駅から少し歩きますが、博多駅よりご来場の際はご利用ください。ローカルな話で恐縮ですが、令和4年8月に、西鉄天神大牟田線が高架橋(雑餉隈駅⇔下大利駅)へ切り替わりました。大宰府(‘令和の里’)へお越しの際は、車窓からの眺めをお楽しみください。「FINA世界水泳選手権」の感動が冷めやらぬ中での開催となりますが、会期中にショッピングや郷土料理も堪能し、(福岡)城や(大濠)公園で寛いで頂ければ幸いです。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

先頭に戻る